羊聖杯戦争のリプレイのようななにか⑤
予想外の第4サイクル、開演。
今回のサイクルは各PCがかなり予想外の動きをしています。
ボギーである八百屋ーチャーの番では、ダイスの女神がめっちゃ張り切ってます。
余談ですが、この記事を書いてる途中、文書が一度消えました。
なので、二度目の執筆です。(これも第4サイクルの呪いか…)
偶然か、必然か。幾重にも予想外が編み重なった第4サイクル、お楽しみあれ。
【マスターシーン4】
悲鳴。悲鳴。悲鳴。
逃げ出す人々の群れ。
空を覆う黒い影。
見渡す限りの死体。
街は既にがれきの山と化している。
願わくば、これが悪夢であってほしい。
悪夢であってもいいから、長い間続いても構わないから、夢であってほしい。
このどうあがいても絶望的な光景が、現実に起こるとは考えたくない。
しかし、夢というにはあまりに鮮明な光景に、私は絶望する。
この天変地異のような現象に対し、私は何もすることができないのだ。
もうすぐ人類は滅亡するだろう。あの文明を破壊する巨人は1日と経たずに地球上の人類を殲滅するだろう。こんな結末があっていいはずがない。
激しい頭痛がする。ひどい眩暈がする。嘔吐物が再びこみあげてくるのを感じる。
すでに私の周囲は私の胃液で汚れてしまっている。
外は鳥のさえずりが聞こえる。街の雑踏が聞こえる。
あの悲劇を引き起こしてはならない。
あんな結末、認められない。
どんな手を使ってでも、必ず覆してみせる。
だって、人間がいなくなったら私が人の上に立てなくなっちゃうじゃないか。
【第4サイクル】
①ボギー、②hideっこさん、③熊さん、④ふらんさん、⑤まりーちゃん
①アーチャー陣営
疑わしいユリア・オルテンシアを追跡するため、ランサーとともに修道院へ向かう。
しかし、修道院にあったはずの場所に建物はなく、あるのはがれきの山だけだった。
そこでアーチャーのマスターは調査技能を振ってそこにある魔力の残滓を追跡しようと試みる。
判定、失敗。
・・・・・
・・・・・
・・・・・えーっと。
うん、ダメだ。この陣営。
②セイバー陣営
気を取り直して、セイバーのターン。
バーサーカーのマスターを呼び寄せ、情報を得ようとする。
呼び出しに応じた硲君。
セイバー(中立・中立)は圧倒的有利(だって3対1だからね)をもって前金を要求。
バーサーカー側からライダーのマスターとサーヴァントの情報を受け取る。
そして、交渉に入る。これが長かった。
10分以上にも及ぶ交渉の末、キャスターの真名を教えてもらう代わりに、今後一切バーサーカーに対して戦闘を行わないという条件に落としどころを見つけた。
ここまではよかった。
突如セイバー(くどいようだが中立・中立)は情報を得たのちに口約束を破棄し、バーサーカーに対して戦闘をけしかける。
さすがに圧倒的不利を前になすすべなく、バーサーカーは撤退。
セイバー陣営に自らの秘密を公開する。
おわかりいただけただろうか。このセイバー、血も涙もない悪党である。
属性は混沌・悪に書きかえた方がいいかもしれない。
③キャスター陣営
水晶玉で周囲をうかがっていたキャスターとそのマスターは、バーサーカー陣営に情報を売られたことを知る。
怒り心頭に発したキャスター陣営は、すぐさまバーサーカー陣営のいるところへと報復へ向かう。
乱入を試みたキャスター陣営であったが、一足遅かった。
バーサーカーは既に撤退済みで、到着すると間もなくセイバーら一行に見つかる。
そこでランサーがキャスターに対して宣戦布告をする。
数的不利のため、キャスターは即時撤退。
撤退の条件として、最後の秘密である第三宝具を公開した。
これによりすべての情報がすべてのPLに筒抜けとなったキャスター陣営。
身も心もすっぽんぽんである。
④バーサーカー陣営
先の戦闘から撤退後、近くの草むらに潜伏。
期をうかがって歩法で一番話のわかりそうなランサーに接近。
手紙を渡す。
手紙を受け取ったランサーは、バーサーカー陣営との待ち合わせ場所へと向かう。
そこで、再度交渉。
バーサーカー側の条件は、今後戦闘を申し込まれないこと。
ランサー側の条件は、バーサーカーに対して令呪を用いてランサー陣営に対して叛逆させないことであった。
互いに合意し、ターン終了。同盟関係(?)が結ばれた。
⑤ランサー陣営
キャスター陣営の居城へと乗り込む。
陣地を作成しているキャスターに対して3騎士+バーサーカーを引き連れて討伐しようとするパワープレイっぷり。
降伏および服従を求めるも、キャスターのマスターはそれを認めなかった。
令呪をもってキャスターを自害させる。
基本的にはクライマックスシーンまでPLのキャラの脱落はないのですが・・・
令呪(GM裁量)ってことなので、OK出しちゃいました()
キャスターは自害、マスターは縄で雁字搦めにされることに。
これぞカオス。どう収拾をつければいいんだ・・・
それぞれの思惑が交錯する聖杯戦争、ついに次回で最終回です(多分)
マスターが空気でセイバーが実権を握るセイバー陣営、彼らはどのような結末を迎えるのか?
八百屋ーチャーの愛称(?)で親しまれているアーチャー。彼はクライマックスで本気を出すのか?そして長人は妹を救うことができるのか?
同盟関係を結んでパワープレイを通すランサー陣営。彼女らの目的は一体何なのか?
もうすでにキャスターはいなくなってしてしまいましたが、四象は勝利することができるのか?
平和主義なバーサーカー陣営。彼らは無事に聖杯戦争を生き残ることができるのか?
クライマックスシーンも目が離せない展開ですよ!